蕭白ショックで顔面蒼白!?辻惟雄さまの謎のサインとハードコア蕭白プログレ若冲!の巻
記事概要:曾我蕭白の展示へ行き、辻惟雄さんの講演会を拝聴、サインをいただく。そして蕭白と若冲を毎度おなじみプログレと無理矢理絡ませようとするが、失敗に終わる。
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見た瞬間、脊椎反射で閉じたくなる無惨なタイトルでこのたびもお送りします。
昨年はイベントに1回しか参加しなかった反動か、今年は1月のグループ展、4月のGEISAIへ出展済み、そして来る5月はデザフェスにグループ展、そして6月下旬から初個展が急遽決定しまして、ただ今あせりまくって絵を観たり描きまくる日々を送っております小野です。ヒネモス絵のことばかり考えているので、絵を必死で描いてたり、荒波に飲まれそうになるというヒジョーにわかりやすい夢をよく観てしまい全然休まりません。悲しきかな、私はデザイン系専門学校が最終学歴でして、絵画のアカデミックな部分やデッサンなどといった基本的な素養が全然無いのです。なので今そのしわ寄せがワシャッワシャ来ており、必死で色々なものを観て描いて吸収&出力中です。
というわけで昨日、密かに蕭白信者な私はオベンキョのゼッコーの機会である千葉美術館で開催中の「蕭白ショック!!曾我蕭白と京の画家たち」へ行ってきました。事前にサイトをチェックしたところ、なんとあの「奇想の系譜」の著書である辻惟雄さまによる記念講演会の文字が!ソッコーで往復ハガキで応募しました、急いでたから20年くらい前のとっておきというかめったに使わないのでずっとしまってあった黄ばみ放題の往復はがきをば。往復ハガキなんて人生で使ったのまだたぶん10回くらいですよ。久しすぎて烈しく自分の宛名を往信の方に書きかけました。応募結果はと言いますと、ヨコハマから来るという好事家を哀れんでか見事当選。思わず蕭白の描く子供みたいな薄気味悪い顔で大喜びしました。これがホントの顔面蕭白(小野一同爆笑)
講演会は90分ほど、辻先生のとてもお茶目な語り口で開場を何度も湧かせつつ、大変興味深いお話が聴けました。面白いなと思った言葉を列挙しますと「未だに蕭白が好きなのか嫌いなのかわからんですな」「雲龍頭襖みたいな奇妙なのを越えた絵は好きだけど、群仙図屏風みたいなのは好きじゃないですね、あれを1時間くらい観てる人がいたけど、気が知れないですな、ちょっとおかしいんじゃないのかな」「奇という言葉はヨーロッパなんかだと異端とされてますが、老子は『奇は天なり』と言って奇妙なものは天才だと言っているんです。だから中国では奇妙なものはよいものとされてますね。」「ちなみに奇に田が付く畸は田んぼを区切ったときにあまった土地のことで、要ははみだしもののことです。」でしょうか。
後半30分はスライドで作品を見ながら辻先生が「この顔なんてほんと化け物みたいですねえ」「フツー飛沫をこんな風に描きますかね」みたいに愛あるツッコミを入れていく感じでした。NHKプログレ三昧のTLで「長すぎる」「これはノイズなのか曲なのか」「やり過ぎだろwww」とみんなでツッコミまくってたのを彷彿。
講演後、いざ展覧会の方へ参らんと思いましたらなぜか辻先生の前に集う観覧客。なにやら希望者へのサイン会的なことが始まってるではありませんか。ミーハーな性分でしてしまったぁぁぁ私も御本持ってくればよかったぁぁぁと凹みまくっていると、図録にサインをいただいている人を見かけ、その手があったか!と大急ぎでミュージアムショップで図録とボールペンを購入し、すべり込みセーフでサインをいただくことに成功。そのサインがこちらなんですが、、、
なんぞこれ。思わず描いていただいてる最中に「ぶふぉwwwすばらしいですwww」と言ってしまいました。先生は終止無言でした。若干男性自身から何かがほとばしっているようにも見えてしまう私の脳はくさってるんでしょうか。そして右側のかゆうま的な文字は一体。か・ら・の〜みたいにも読めますが。色々不勉強につき無礼をお許しください。どなたかご存知の方がいらしたら教えてやってくださいませ。とりあえず、サインいただけてハッピー!
ちなみに先生、東京国立博物館で開催中の「ボストン美術館 日本美術の至宝」も是非!とおっしゃってました。雲龍頭襖が直列で一挙展示されることは惑星直列級にめったにないのだそうです。しかしさすが国立、特設サイトあるんですね、いいですなあ。蕭白ショックもペラサイトでいいから作って欲しかったです。特設サイトって観るとそれだけでうおお!って当日までテンション維持の気付け薬になりますからね。おそろしく適当なこと書いてますが。
講演会でちょっと小腹が空いた私は11階のカフェレストランで軽ショック!を摂ることに。店内は結構ちゃんとしたレストランみたいで、また見晴らしもいいです。ホットサンド頼んだんですが、表面がスベスベでサックリしててとってもおいしかったです。この時点でもう16時まわってたりしたのですが大丈夫、普段は18時までですが金と土は20時までなのです。あと4時間も観られる!
メインの展覧会へ。蕭白はもちろん同時期に活躍していた京都の画家の絵も一緒に楽しめてとても見応えがありました。まだ開催始まったばかり&悪天候だった為か、ひと部屋に5〜6人程度とガラガラでして、ゆ〜〜っくり思う存分観られて大満足。しかし辻先生もおっしゃってましたけど、曾我蕭白や伊藤若冲、長沢蘆雪と言った革新的な画家が一挙に輩出された江戸時代後期ってほんとルネッサンス。プログレですね。と言う訳で、恒例の画家を私の知っている数少ないプログレ楽曲に無理矢理当てはめてみよー!のコーナーです。
とりあえず蕭白をば。無骨で硬質で諧謔的でケレン味たっぷり超絶技巧って感じでしょうか。プログレというか漢気たっぷりでハードコアな感じが強いです。でも緻密に画面構成とかしっかり計算してますし、硬めなマスロックなにおいも。クセが強くて一般的には好まれないけど、一部では絶大な支持を受けてる。蕭白って基本的に人間はブサイクに描きますけど、動物とか植物とかは本当丁寧にかわい〜く描きますよね。世捨て人ですし、人間嫌いなんでしょう。ということで反社会的で無頼漢なにおいも欲しいです。ってこんな曲あるかいな、う〜ん。15分くらい考えまして、、、こちらでいかがで〜〜〜しょうはく!
はい、いつ聴いてもしびれるそこに憧れる、バストロです。この爆発するような感情表現具合とか、無骨なオトコっぷりとかとても近い物を感じます。今、蕭白生きてたらこれ聴きながらうぉぉぉおおおおお!って描いてそうな感じしませんか。
さてお次は若冲。まず思い浮かぶのが緻密な描写、となると手数の多い楽曲ですかね。端正で鮮やかな色彩、そこはかとなく漂う上品な色香。若冲は親が生活費出してくれてて環境にも恵まれてたらしいので、育ちのいい感じで余裕もある、そしてちょいちょいユーモラスな人気者。もちろん超絶技巧。う〜〜〜ん。こちらでいかがで〜〜〜しょうはく!
エマーソン・レイク・アンド・パーマーです。私は初心者につきまだELPって略しちゃいけないのであしからず。若冲の絵ってやっぱ端正で、きらびやかで、ピアノの音だよな〜〜って思うんです。で、手数はものすごい多い。でも的確で正確無比で、節度ある端正な烈しさ、そしてとにかく美しい!みたいな。曲名のThe Barbarian(未開人)というのも、謙遜っぽくていいですかね。
と、曲考えるのに1時間くらい費やして疲れ果てたのでコーナーは終了するとします。異論は盛大にあると思うで、よかったらお前ぜんぜんわかってねえわ〜これだろが!とか教えていただけると嬉しいです。
そんな感じで念願の生蕭白を拝めた私は上記のような訳がわからない状態になりつつ、ヒジョーに充実した展覧会でした。なお会期中、大幅に展示作品の入れ替えがあるみたいで、5/8以降に来ると全作品コンプできるそうです。そしてチケットの半券を持って行けば、リピーターとして500円で入れるそうですよ!また蕭白の展覧会は実に今回14年ぶりだそうで。これ逃すと次いつ観られるのかわからないですよね。限定モノに弱い主婦的心理としても、最寄り駅から千葉まで片道約2時間かかるんですが、また行こうと思います。







