没後400年 特別展 長谷川等伯
ということで本日は実は絵画鑑賞好きだということが
最近になって発覚した新聞屋から色々せびるのが得意な母親と一緒に
長谷川等伯特別展@東京国立博物館へ行ってきました!
昨日は会期中最高の人出の約1万8500人で、
しかも皇后さまがいらしていたそうでますます話題に。
来場者数も10万人突破したらしいですよ。
コミケ1日あたりの来場者数に匹敵だわ!(比較対象選択ミス)
さてはてそんなんですから
土曜日の今日どんだけ混むのかしら、と思いつつ
15時に行ったところ40分待ちで入れました。
ペチャクチャ井戸端会議してたら結構あっという間でした。
そして第一会場は混んでいたので第二会場から鑑賞。
といっても入り口付近は人の隙間から観るほど混んでましたが。
第二会場は等伯の後期の作品群で水墨画がメイン。
ものすごい気品と幽玄な世界観、超絶技巧に息を飲みました。
隅々まで一切の妥協を排した超人的な仕事っぷり。
絵画の粗探しが趣味という悪趣味な母親が
あら?ぜんぜんアラがないわ、と残念がってました。
その後第一会場へ。等伯初期〜中期ごろの作品郡。
後期の作品群を先に見てしまったので
もちろん素晴らしかったのですが、
初期は全然別人の作品に見えてしまいました。
丹念に緻密に綿密に描く技巧派プログレ系だったのですね。
ここからあんなとんでもなくハイセンスで
イキなヌキをなさるようになるのですね。すごい。
個人的に長時間ポカン口になってしまった作品をピックアップすると
・ものすごい毒気を放つ「十六羅漢図」
・色彩、馬の模様がなんとも美しい「牧馬図屏風」
・美しすぎて絶句「松に秋草図屏風」
・葉のかき込み様に思わず肌が粟立つ「柳橋水車図屏風」
・タテ10M越えにただただ圧倒「仏涅槃図」
・筆致の対比、松がかっこよすぎる「山水図襖」
・人物とネコ?が非常にユーモラス「禅宗祖師図襖」
・色彩の対比と配置が絶妙「烏鷺図屏風」
な感じでしょうか。
全体的に後期の水墨画の方が個人的にミラクルヒットでございました。
あの突き刺さるような高貴さが低貴な私にはたまりません。
いやあすばらしい展示でした。
そして帰り図録やらクリアファイルを購入し帰宅。
図録、大変すばらしい出来です。部分拡大と全体図バッチリだし、
観音開きで多くの屏風絵が観れたり多くの解説があったりと
至れり尽くせり。タウンページ級の厚みです。
これだけのボリュームで2500円とは信じがたい。
1万円くらいしても全然おかしくない感じです。
レンピツカ図録もここまでとはいわなくても
もう少し頑張って欲しかったなあ。
でもそれでもやはり実物の繊細な濃淡の階調は出てないですね。
全体的に実物よりもシャープに、コントラスが強くなった印象。
絵に漂う独特の妖気が薄らいでしまっています。
やはり実物が一番美しいですね。しみじみ。
そんな感じで混んでいましたが、それでも観る価値はありました。
大満足でございます!!
そういえば会期が1ヶ月と大変短いのは、
作品が和紙や絹に描かれているため非常にもろく、
展示するのは1ヶ月が限界のためだそうです。なるほど。
確かに保存状態があまり芳しくないものがちょいちょいありました。
それにしても約400年間よくぞ持ちこたえてくれました。天に感謝。
たとえ地球滅亡してでも残って欲しいです。
・・・それにしてもこの数日で「ホンモノ」に沢山触れて
多少目が慣れたのか、自分の絵が急激に残念に見えております。
そういう戒めの意味でも、ホンモノを観ることって
とても大切だなぁと思いました。大変気が引き締まります。
精進!
カテゴリ:アート・絵画








