展示のお知らせ&アンチクライストとロックと童謡
横浜の駅ビル「CIAL」が3月いっぱいで閉館し、48年の歴史に幕を引くそうです。そのありがとうイベントの一環で母校の専門学校が作品を提供し展示する運びとなり、 私の絵が4点ほど階段の踊り場に3/12~31までパネル展示されることとなりました。2カ所ある階段のどちらなのかちょっとわからないのですが、1Fから2Fの間だそうです。お立寄りの際ぜひどうぞ。
話変わりましてここからは完全に趣味の音楽の話です。今日は面白い発見をしたのでお話させてください。先日私の大好きな映画監督ラース・フォン・ト リアーのオールナイト上映会に行って最新作アンチクライストを堪能してきました。彼の作品は毎回ものすごいサディスト全開&女性を心理的に肉体的にトコト ン追い込む作品が多いのですが、今回の作品ではかなり直接的な表現に迫ってついにここまできてしまったか、と思いました。期待を上回るヘヴィさ&過激さで 思わず途中から口を手で塞ぎながら観てしまいました。でも好きなんですよね。(マゾ)
一緒に観に行った方に、「Fever Ray(フィーヴァー・レイ)」 というアーティストのPVが映画と色々共通しているとの情報をいただき、観てみたら確かに不穏で呪術的な雰囲気やキーアイテム(?)など色々共通してこれ は!という感じです。しかしこのアーティスト、まったくノーチェックだったのですがPVも曲もすばらしいですね。かなりツボです。
この曲を何度か聴いていましたら、どこか懐かしい感じがしてきました。なんなんだろうと不思議に思っていたら、コレに似ていることが発覚いたしました。知 る人ぞ知る、みんなのうたの「おふろのかぞえうた」です。(全く関係ありませんがこの曲が大好きすぎて中2のとき国語のテストのコメント欄に歌詞を書いた ところ先生に小粋な言い回しでいいじゃん、とほめられてしまいました。違いますこれは歌の歌詞でプロのしわざなのです!およげ!たいやきくんと同じ作詞家 ですよ!と逆ギレしておきました。)
http://www.youtube.com/watch?v=CdyY0_K1fBw
彼らの他の曲もどこか童謡っぽい感じがするんですよね。そもそも曲における童謡っぽさとはなんなんでしょうか。調べてみました。
「ペンタトニックというと各国の民謡や日本の童謡をはじめ、演歌等でもよく利用されます。(ソース元)」
「ペンタトニック・スケール(pentatonic scale)とは、別名5音音階とも言い、1オクターブの間に音程が5つしかないスケールの総称です。「ペンタ」はギリシャ語で数字の「5」を表し、5角 形をしたアメリカ国防総省ペンタゴンの「ペンタ」もここから来ています。スコットランド民謡の他、沖縄民謡もこのペンタトニック・スケールに基づいて構成 されています。」
「このペンタトニック・スケールに対応する音階として、日本では「ヨナ抜き音階」があります。明治時代にヨーロッパから新しい七音階が導入されたとき、そ の七音階にはそれぞれ「ヒフミヨイムナ」というカタカナが当てはめられ、その第4音の「ヨ」と第7音の「ナ」にあたる音を抜いて作られたのが「ヨナ抜き音 階」と呼ばれる音階です。西洋の音階になかなか馴染めなかった当時の日本人にも受け入れられやすい音階として、数多くの民謡・童謡に採用されています。(ソース元)」
↑ヨナ抜き音階(Cメジャーペンタトニックスケール)
*その他のペンタトニック・スケールはこちらで聴けます。
この曲もあの曲も。曲のチョイスに年齢がにじみ出ている気がしつつ。
なるほど、童謡らしさの秘密はこのペンタトニックスケールにあったのですね。実は、ご存知国歌の「君が代」は始終ペンタトニック・スケールのみで構成され た曲なのだそうです。専門的なことはわかりませんが、Cメジャーペンタトニックスケール(ド・レ・ミ・ソ・ラ)+長7度(シ←曲中で一度だけ登場)だそう です。
不思議なことに、この「If I Had a Heart 」となんだか似ていますね。
あれ?な~んか聴き覚えあるな、と思ったら、なんとこちらでした。動画の中のアナウンサーの台詞に「アメリカにジャズあり。フランスにシャンソンあり。日本に演歌あり。この人(北島三郎)のよく話す言葉です。」とありますが、これは御大の口癖なのだそうです。それぞれ形は違えど、その心は同じなのかもしれません。きっとそれを心得ての、御大のこのお言葉なのでしょう。なんだかグっと来ました。
素人解釈ですが、Fever Rayの楽曲はどうやらペンタトニックスケールを多用していて、かつ同じメロディーが何度も反復されるため、童謡っぽく聞こえる模様です。
そもそも、このペンタトニックスケールがロックの原点なのだそうです。マイナー・ペンタトニックにブルーノート*という音階を足したものがブルースペンタトニック、これがロックやジャズのルーツでもあり、20世紀以降のポピュラー音楽に幅広く影響を与えたのだそうです。
*ブルーノート・・・「ジャズやブルースなどで使われる、メジャースケール(長音階)に、その第3音、第5音、第7音を半音下げた音を加えて用いるもの、もしくは、マイナー・ペンタトニック・スケールに♭5を加えたものである。(wikiより)」
「15世紀の末、コロンブスによって、アメリカ大陸の発見がヨーロッパに伝えられるまで、先住民族として生活していたインディアン(南アメリカではイン ディ オ)は元々ベーリング海峡が陸続きだった頃、アジア大陸から渡った、私達日本人と同じルーツを持つモンゴロイド族であったことは、以外と知られていませ ん。彼らは後から入植してきたヨーロッパ民族に従おうとはしませんでした。そこで、安い労働力としてアフリカ大陸からたくさんの奴隷が、連れてこられたわ けです。
奴隷達はつらい労働を課せられ明るく笑うことも許されず、そのつらさ、悲しさを歌で表現しました。本来明るかったメロディーも暗 くするために、メジャー の曲でも明るく聞こえないように低く音程を変化させてマイナーの曲のように唄った、という事がブルー・ノートの発祥だと言われています。(ソース元)」
↑ブルースペンタトニック
ちなみに国によって伝統的な音階があり、日本の音階である「ヨナ抜き長音階(呂旋法とも)」は中国の音階「宮調式」と全く同じです。
*Wikiにその他の国の音階について詳しく書かれています。
↑同じ音階なのに中国っぽいから不思議。
知らないことばかりで人様からもろもろ拝借しまくりで「なのだそうです」ばかりですみません。正直私自身わかったようなわからないような感じですが、とり あえずペンタトニックスケールが日本だけでなく、様々な国の音楽の原点になっていたのですね。思わぬところからとても勉強になりました。(素人解釈のた め、もし間違っている点がありましたらilab001(atmark)illustronics.comまでメールで教えていただけるととても嬉しいで す。)
整いました!私がFever Rayの曲から感じたなつかしい印象とかけて、様々な国の人もまた感じているであろう印象と解きます。その心は?どちらも「どうよう(童謡/同様)」です。まっちです。
お後がわるいようですので、シメにピッタリなこちらの曲でもどうぞ。この曲を聴くと走れマキバオー!のセリフ部分を思い出してしまう人いませんか。実はこ の曲、原曲はスコットランド民謡で、典型的なペンタトニック・スケールの曲なのだそうです。紅白歌合戦をスコットランドの人が観たらびっくりするかもしれ ませんね。と思ったら知り合いの方に、世界的に年末年始に歌われているとご教授いただきました。日本では大晦日の歌ですが、英国では元旦の歌みたいです。









